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2013年秋　かわの忠正ニュース49号

かわの忠正議員は９月２４日、決算審査特別委員会で質問に立ち、

横断歩道橋の安全対策
学校の竜巻対策
ＡEDの普及促進
防犯カメラの普及促進策

の4点を取り上げました。

財源補てんに広告掲示収入を！　今年度中に策定へ

かわの忠正議員は、「市内で最初に設置した歩道橋は４８年経過している。市内１１５橋の横断歩道橋・跨線人道橋が老朽化を迎える時代である」と指摘し、総点検の実施と結果に基づく修繕計画を策定して補修するよう訴え、本市の対応を質問しました。

建設緑政局長は「耐用年数は省令では４５年。市内の歩道橋等は４０年以上経過しているものが約７０％。総点検をした結果、緊急補修が必要な歩道橋はなかった。しかし３９橋が５年以内に補修の必要がある。この点検結果を踏まえ、『横断歩道橋修繕計画』を今年度策定し、適正な維持管理を行う」と答弁しました。

さらにかわの忠正議員は、この維持補修費へ財源を補てんするため、歩道橋に広告掲示やネーミングライツ（施設命名権）による増収策に取り組むよう主張しました。同局長は、「財源確保の観点から有効な手法と認識している。導入を検討する」と答弁しました。また、かわの忠正議員は通学路の歩道橋などに動物やキャラクター等を描き魅力ある歩道橋に」と提案。同局長は「通路内（内側）の利用も含め検討する」と答弁しました。

窓ガラス飛散防止対策など強化へ

かわの忠正議員は、９月２日に埼玉県越谷市で発生した竜巻が小中学校を襲い、窓ガラスや体育館の屋根に被害が出た事例を挙げ、竜巻などの風害対策強化に向け窓ガラス飛散対策や避難対策の取り組みを質問しました。

教育長は「市立学校全１７２校中、対策済みは１０５校（約６割）、６７校は長期保全計画を策定する中で対応する」と答弁しました。

さらに、かわの忠正議員は、長期保全計画では対応に時間がかかるので、同計画とは別に、緊急対応として早期の対策を主張しました。

教育長は「国で対策の見直しをする予定している。この専門的・技術的な指針を踏まえ、改めて、有効な対策を早期に講じるよう検討する」と答弁しました。

避難対策の見直しについては「ここ数年の自然災害による被害は甚大。竜巻など様々な場面を想定した対策を調査研究し、来年度のテキストやリーフレットに活かしていく。避難訓練は、専門家の意見を取り入れながら、今年度末を目途に、実施方法を検討していく」と答弁しました。

ＡＥＤの設置促進を図れ！

かわの忠正議員は、防災意識の向上に伴い町内会などから、自主防災組織へのＡＥＤ設置を含む防災資器材購入補助金の増額を求める声を紹介し、予算枠の増額を主張しました。併せて、集合住宅などでは、まとめて設置がしやすいリース物件での設置を希望する団体があるが、リース物件は補助対象となっていない点を指摘し、対象見直しへの取り組みを質問しました。

＊AED: 自動体外式除細動器（突然心停止した心筋を戻す救命装置）

総務局長は、予算拡充について「自主防災組織の要望を踏まえ、補助制度の拡充に取り組む」、リース契約については「高価な資器材を購入する場合に費用の平準化が図られることから自主防災組織の一時的な負担が軽減される。課題としては、議会の議決を受ける必要があるので申請が煩雑になることなどがある。今後、自主防災組織の意向を確認しながら、補助対象品目の拡大や制度の見直しを検討していく」と答弁しました。