ご相談内容
手術で2週間入院しなければならなくなった。その間、重複障がいの息子を障がい者支援施設のショートステイに入れたいが、週1日木曜日しか利用できないと言われた。入院期間預けられるようにして欲しい。
議会での発言 平成29年6月28日 本会議
中原区井田に開設している障がい者の支援施設「桜の風」は施設入所支援、生活介護事業、自立訓練(機能訓練)、短期入所を行っている施設です(公設民営)。かわの忠正議員は、これらの事業のうち、短期入所の利用が、週1泊しか利用できない実態を取り上げ、「希望する期間は短期入所できるよう、受入体制を見直すべき」と具体的な改善を求めました。
受入が十分対応できない原因は、看護師の慢性的不足、医師の夜間不在への不安、(障害者施設への)看護師就職希望者が少ない事が明らかになりました。そこで、これらの原因除去に向けた改善への取組みを質問し、併せて、賃金体系も看護師確保に向けた水準への見直しをしっかり行うよう求めました。
健康福祉局長は「市としても看護師確保の取組みを一層進める。運営している指定管理者へは求人の取り組みの強化を求める。また、市が定めた現行の看護師の配置基準や指定管理料(看護師の人件費)について検証し、見直す。医師との連携は井田病院を協力医療機関と定め、緊急時の対応や相談・助言などの連携体制があることを明示する」と具体策を答弁しました。
そしてかわの忠正議員は、市長に対し、「施設“桜の風”が、短期入所の十分な利用を可能にするための改善についての見解」を質問しました。市長は「障害者施設を有効に活用するうえで、障がい者と家族の生活を支える大変重要なサービスであるショートステイの整備や、看護師の確保も大変重要な課題と考えているので、課題解決に向けてしっかりと取り組んでいく」と約束しました。